4.アメリカ山公園について
(1)
次に、みなとみらい21線、元町中華街駅舎うえに計画されている、アメリカ山公園について伺います。
アメリカ山公園の整備推進については、先の新聞報道にもあったように、全国に先駆けて「立体都市公園制度」を活用すると聞いております。
そこで、
「立体都市公園制度」とはどの様なものでしょうか。
また、
創設された背景について伺います。
立体都市公園制度は、都市公園の区域を立体的に定めることにより、効率的な公園整備を図る制度です。
創設された背景につきましては、都心部においては、公園用地を確保することが大変難しい状況のため、限られた土地を有効に活用する方策の一つとして、創設されたものと考えております。
(2)
市街地の中心部などでは有効な公園整備手法となるのではないかと考えられますが、
この立体都市公園制度の活用方法について伺います。
この制度の活用につきましては、条件整備のほか、利用形態をどうするかなど、難しい問題もございますが、これらの条件が整った箇所においては、前向きに検討してまいりたいと考えております。
(3)
事業の進捗を大きく左右する用地取得に関する業務や費用が大きく軽減され、公園整備が速やかに進められる可能性を秘めていると考えますが、一方で立体空間の上を活用することになるため、施設の保全をどのようにするのか気になるところです。
そこで、
都市公園としてどのように施設を保全するのでしょうか。
この制度においては、民間などの土地・建物と共有することとなるため、所有者との間で区分地上権等の取得や協定を締結することが必要となります。
(4)
この制度では、立体的に公園整備を行うため、施設整備にあたっては、従来の国庫補助に加えて、新たに国庫補助の対象項目が追加されたと思われますが、
国庫補助の対象にはどのようなものがあるのでしょうか。
<1>区分地上権を設定するために必要な費用
<2>人工地盤の設置や建物の増築など構造物の建設費用
<3>立体化に伴い必要となる昇降施設
などが補助対象になります。
(5)
全額補助となるのでしょうか。
1/2でございます。
(6)
この施設整備によって、山手地区における歩行者動線の課題が解決されるとのことであり、この課題については、同地の公園整備の要望と併せて、地元の町内会、自治運営会、商店会から、過去に何度か要望を出してきましたと伺っております。
そこで、
これまで地元からはどのように要望を受けられたのでしょうか。
また、
その内容について伺います。
「山手まちづくり協議会」や「山手町、元町の町内会、商店会」などから、要望書を頂いております。
その内容は、地域住民や通勤通学者、来街者の安全確保や利便性の向上のため、駅とアメリカ山とをエスカレータ等で結ぶ等の要望です。
(7)
こうした地元要望に応えていくために、この制度を活用して公園整備を進めることになったと思いますが、
当該地を立体都市公園として整備することとした経緯について伺います。
既存のルートは谷戸坂など3ルートがございますが、いずれも急峻な坂道や階段で結ばれております。
このたび、みなとみらい21線の元町・中華街駅がオープンしたこと、国において立体都市公園制度が創設されたことを機に、アメリカ山公園の整備にあわせて、この制度を導入することといたしました。
(8)
国の施行時期とたまたま重なったのでしょうか。
そういうことでございます。
(9)
ところで、この施設整備においては、駅舎の上空を活用し、元町地区と山手地区との段差を、駅舎の増改築によって高低差の解消を行うこととのことですが、
あらためて、この施設の整備内容について伺います。
アメリカ山公園予定地と駅舎の屋上部分の高さを合わせるため、現在の2階建ての駅舎を4階まで増築します。
また、1階から屋上までの間をエスカレータとエレベータで結び、山手方面への歩行者通路を確保するとともに、屋上部分の緑化とアメリカ山の整備をあわせて行うものです。
(10)
通勤通学者や観光客の方々の利便性が向上し、地域全体の付加価値が高まることになり、地元としても大変喜ばしいことと感じます。
また、この計画では、バリアフリー化に向けた施設整備のほか、駅舎を増築するなど、今までの公園整備に無かった事業の組み立てになると思いますが、
そこで、
総事業費とその内訳について伺います。
現在のところ、総事業費は、約10億円を見込んでいます。その内訳は、
<1>エレベータやエスカレータ等の昇降機を含めた建築物の増改築に要する費用が約8億円
<2>公園整備として約2億円と見込んでおります。
(11)
いま、財政情勢が厳しいなかで、さまざまな施設運営で管理経費の縮減に苦慮されている現実がありますが、この計画では、新たに3、4階の新しいフロアーが生まれ、その活用方法が気になるところです。
そこで、
現段階での床運営の基本的な考え方について伺います。
駅舎を増築して生み出された3階、4階の部分につきましては、元町・中華街駅の真上という好条件に相応しい運営を民間事業者に委ねることで、経費の節減を図るとともに、より賑わいのある親しみのある施設としてまいりたいと考えております。
(12)
さて、公園という趣旨からすると、やはり駅舎屋上を含めた本体公園部分の整備内容も気になるところです。当該地は元町地区からは高台に位置し、周辺にはマンションなどの住宅もあることから、計画を進めるうえでは周辺環境への配慮も必要と思われます。
そこで、
屋上を含めた公園本体の整備において、周辺環境への配慮はどのように考えているのでしょうか。
整備にあたりましては、隣接するマンション等の住宅に対し、プライバシーの保護や防犯上の問題にも十分配慮してまいります。
(13)
当該地は商業を中心とした地域でありますが、周辺には住宅なども点在しており、地元としても計画の内容が気になるところですので、周辺地域に対しての説明は十分に行って進めていただきたいと思いますが、
そこで、
現在の進捗状況と今後の事業スケジュールについて伺います。
本施設は現在の元町・中華街駅舎を増築するため、現在、土地・建物の所有者と権利設定や設計業務等の調整を進めております。
また、平成17年度は、引き続き設計業務を進めるとともに、一部準備工事等に着手します。また、あわせて3,4階フロアーを運営する事業者の公募を行ってまいります。
なお、完成は平成19年度を予定しております。
(14)
当局もご存じのとおり、当該地域は、大変熱心にまちづくりを進めてきた歴史を持っておられます。今後の計画の具体化にあたっては、地元住民との十二分な話し合いを持つよう要望いたします。
全国的にも注目度が高く、先導的な役割を担っていくという非常に重要な役目を果たしていかなければなりませんが、本件を始めとして、制度の活用について種々検討していくことも必要と思われます。
最後に、
現段階で、本制度の今後の活用予定はあるのでしょうか。
現在のところ具体的にはございませんが、今後、条件が整うような場所があれば積極的に本制度を活用していきたいと考えております。
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