横浜市会議員 中区選出 福島直子

私の目線から

国政も市政も選手交代しました。どちらも力量は未知数です。

2009.09.18

新市長を迎えた市庁舎(左)
市民広間の向こう側に見える市長室(右)

このたびの衆議院選挙、そして横浜市長選挙で多くの未知の方々が衆議院議員になり、横浜市長も新たに決まりました。どのような考えをお持ちなのか知る機会を得ぬまま今日を迎えていますので、今後国会や市会でのやり取りを通じて、人となりや政策を確認していくことになります。

さて私は、厳しい選挙結果にご挨拶も儘ならぬまま、8月31日には市会運営委員会理事として理事会に出席。市議補選の結果に伴う委員会構成の変更などを決定しました。10日に始まる第三回定例会までの4日間に、来年度予算への市民要望を伺うための各種団体との政策懇談会に参加しながら、政務調査会メンバーの一員として一般質問の質問づくりに関わらせてもらいました。質問する本人と応援する側では緊張感が違いますが、日頃から皆さまに要望いただいていることや公明党市議団として実現したい政策をなんとか前進させたいという強い気持ちで質問づくりに臨みました。14日から始まった常任委員会での議案審査が終わると、9月末から10月19日まで平成20年度決算特別委員会ですので、この間に担当する局別審査の準備のため、質問項目に関連するデータを調べたり、当該局の担当者に説明を求めたりと勉強します。こうした議員からの質問に対して当局に適切に答えてもらうため、議員は質問日の3日ほど前までに質問項目を「通告」することになっています。質問に回答する市長、教育長、副市長、局長は通告を受けて「勉強会」を行い答弁しておられるそうです。

市長交代で再検討された議案書と林文子市長の施政方針演説

市議に選出いただいて以降、こんどで11回目の特別委員会ということになります。少しは「やり方」が解ってきたような気もしますが、横浜市という巨大自治体の様々な事業を理解するだけでも大変。まして問題点に光を当て改善させるきっかけを、限られた時間の質問で作り出すのには日頃からの勉強や調査が必要で、修行の道はまだまだ続くのでした。

林・新市長もきっと、今までのお仕事とは異質の膨大な横浜市事業について連日勉強をされていることと思います。出馬まで時間がなかったという苦しい現実を乗り越えて、豊かな経験で培われた力量を発揮できる環境が、早く整うことを祈っています。

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